この記事では、オーストラリアの保育園の探し方、料金などをご紹介いたします。
オーストラリアに越してきて、荷物も揃い、だいぶ落ち着いた頃、そろそろ仕事を始めようと思い、次男を預ける場所を調べることにしました。どちらかと言うと、始めは働くより、週に1日くらいリフレッシュの時間が欲しかったんです😅
オーストラリアではどうやって保育園を見つけるのですか?市が運営している安価な託児所はありますか?
残念ながら、安価なものはありません。町にもよりますが、かなり高額で、見つけるのも大変です。
オーストラリアの義務教育は5歳から
子供が5歳になるまでは、保育料は自分たちで支払う必要があります。滞在ステータスや年収によって国から補助はあります。しかし、オーストラリアに来たばかりの時は、国からの補助はないと思った方が良いでしょう。
義務教育の小学校でさえも、永住権(パーマネントレジデント、または省略した、PR)がない限り、幾らかの費用が発生します。
オーストラリアの保育園の探し
まずはサイトです。サイトでチャイルドケア(child care)と検索すれるといくつか家の近くのものがヒットします。
あとは公園で知り合いになった人に聞いてみるなどです。
市が運営している保育園(安価なもの)はないため、民間の保育園や自宅で運営している保育園、またはベビーシッターに預ける/来てもらう、のどれかになります。
我が家は色んな人の目があるところに息子を預けたいので、保育園希望でした。
保育園のホームページから、見学の申し込み(book a tour)をします。日付と時間を決めて実際に見学に行きます。必要な情報をサイトから入力します。大体1日後に保育園側からSMSまたは電話がきます。
週1日のみ預けたい場合は、週1が可能かを真っ先に確認して下さい。園によっては、最低週3日のところもあります。
見学時に確認するポイントは子供の遊び場、料金、スタッフの数、時間帯、などなど全部です。
その際に、通わせたい曜日、スタート希望日など色々聞かれます。空きがない場合は、waiting listに入れてもらう形になります。 保育園からの連絡を待ちます。
保育園の料金に驚きました!
さて、サイトでリサーチをしながらとても驚いたのが、保育園の料金がすごく高いということです。
オーストラリアは給料も高いため、それに比例しているのかと思います。
それにしても、料金を聞いたときはびっくりしました。
私たちが住んでいるのはシドニーの南西、イースタン・サバーブスでは、大体1日150ドルから200ドルです。
驚きです。1週間の料金ではなく、1日の料金です。
友人曰く、Covid以降、料金は上がり続けているみたいです。以前は1日120ドル前後だったそうです。それでも高いです。
いくつかの保育園を見学しましたが、大体預けられる時間は朝7時から夕方18時前後まで。
そして、3時にピックアップに行っても最後まで預けていても、料金は一律です。
預ける曜日は固定で、保育園によっては、その日に空きがあればお願いできる、カジュアルブッキングができる場合もあります。
大体は週2、3日から預けることができ、週1日のところは珍しかったです。
1日150ドルの保育園に、5日間預けると、1週間の料金は750ドル。そうすると、最低でも1ヶ月の保育園代は3000ドル越えです。
他の地域の相場は知りませんが、恐ろしく高くてびっくりです。
また、料金が高いのは、保育園だでけはありません。学校が休みの際に、子供を預ける施設、ホリデーケアの料金も高いです。以前ご紹介した、スクールホリデー中に子供達を通わせるホリデーケアのブログになります。
保育園の料金に含まれるもの
基本的には、おしめと食事は含まれています。
食事ですが、見学時の説明で、結構な頻度だなと感じました。
7時すぎに朝食、10時前にモーニングティー、昼食、アフタヌーンティー、帰る前のおやつ。
2時間おきに何かしら食べている、という印象でした。
ベジマイト(野菜を発酵させたもの)など、我が家では絶対に食べることのないものもメニューにあります。色んなものを食べる機会があるのは、とても良いと思います。
持参するもの
シーツ、ウォーターボトル、おしゃぶり、ミルク、着替えなどです。
ウォーターボトルは大体皆同じメーカーのものを使っているので、名前を書かないとなくなります。
シーツも通い始めて3回目で誰かのとすり替わっていました。結局間違って持って行った人が来なくなったみたいで、誰かのをずーっと使っています。
よって、個性的で間違われないようなものを持参するのがいいと思います。
高い保育料を払う期間
オーストラリアの義務教育は5歳(年長)からです。よって、フルタイムで仕事をしている方らはお子様が4歳までになります。
年が上がるにつれて、少しずつ安くはなりますが、月約3000ドルの保育園代を子供が5歳になるまで払い続けるなんて、恐ろしいです。
近くに実家など、子育てをヘルプしてくれる人がいない家族は大変です。
しかも保育園に通う子供が2人いれば、料金も倍の月6000ドル以上! 恐ろしすぎる。料金の面だけ考えると、働く方がいいのか、家で子供を見ている方がいいのか、迷います。
しかし、子供の社会性を考えると、他の園児や親以外の別の人ともコミュニケーションを取れるため、週1日は保育園に行かせたい思っていました。
オーストラリアの市民権や永住権を持っていれば、収入にもよりますが、半額くらいまで政府の手当が受けられるみたいです。
実際に通い出して
3ヶ月前から週1日で通い出しました。
ちなみに料金は1日160ドルです(涙)。
家から車で3分のところで、上の子たちが通う小学校と家の中間地点にあるため、通いやすいです。
子供たちの遊び場も広く、スタッフの方も優しい方たちなので、安心です。
息子が楽しんで通っているのが何よりです。
たった週に1日ですが、オーストラリアの保育園に通い出して、息子に良い変化が見られました。
保育園に行くようになってから息子に良い変化が。
自分のベッド(cot)で絶対に寝なかった息子が、ベッドに置いても泣かなくなりました。
それまでは、ベッドの上空に息子を移動しただけで大泣きでした。
しかも、しばらく横に一緒にいるだけで、一人で寝るようになりました。
保育園でお昼寝の時間に一人で寝ることに慣れたので、家でも寝てくれるようになったのだと思います。感激です。
あとは、食事の際に一人で食べたがるようになりました。まずは、マカロニ、パンなど掴みやすく、床に落ちても片付けが簡単なものです。
私も息子が保育園に行っている間に、いろんなことが出来るためありがたいです。
まとまった買い物、掃除などなど。1日中ゆっくり、というわけにも行きませんが、昼食はゆっくり食べれます。また、この1日のために週の他の6日間も頑張れます。
ちなみに、小学校の目の前にある、オーストラリアの有名な保育園は、1日180ドルで、週2日からでした。
フランスで子供を預ける方法
私が実際に子供たちを預けた、市立保育園(créche)と保母さん(assistante maternelle)に関してご紹介します。
保育料が安いため、市立保育園が大人気です。よって、すごい倍率です。入れたらラッキーくらいに思った方が無難です。もし入園許可が出なかった場合は、民間の保育園、保母さん(assistante maternelle)やベビーシッターを探すことになります。
ちなみに、フランスでの産休期間は合計16週(妊娠後期6週、産後10週)で、生後2ヶ月半の赤ちゃんを預け、ママたちは職場復帰します。
市立保育園(créche)に預ける
フランスの私が住んでいた市では、以下の流れでした。他の市も大体同じだと思います。
① 妊娠5、6ヶ月をすぎたら、まず市役所(mairie)に電話かメールで、保育園に入園させたい旨を連絡
② 市から子供を預ける手段について話を聞くミーティングに参加するよう言われる。
③ ミーティングに参加する。2時間半の長いミーティングでした。
④ 妊娠7ヶ月以降、希望の保育園と預けたい曜日、時間帯を記載して保育園の申込用紙を市役所に提出
この時に例のミーティングに参加していないと、申し込みができません。
⑤ 6月に結果が郵送される。(9月から新学期がスタート)
⑥ 無事に保育園の入園OKがもらえたら、保育園のスタッフと面談
⑦ 新学期の9月になったら、1週間の慣らし保育が始まる。
⑧ 保育園生活のスタート
このように、結構大変です。3番目の子は無事にOKをもらい少しの期間だけ通っていました。
保育園に預けるメリットは 保育料が安い!
デメリットは 保育園でよく病気をもらう。ですが、小さいうちに色んな病気にかかれば、大人になってかからない。そう思えば難点じゃなくなります。
保母さんに預ける (assistante maternelle)
上の子たちは2人とも保母さんにお願いしていました。保母さんの自宅で子供たちをみてもらう形です。
保母さんといえども、探すのは大変です。まず、RAM(Relais Assistante Maternelle)という、保母さんを管理している機関に連絡します。そこで、アポを取り、会いに行って話し、保母さんのリストをもらいます。
そのリストには同じ地域の保母さんの名前、連絡先、家の住所が載っています。
預けやすい場所、名前から想定できるその人のバックグラウンドなども考え、電話をかけ、空きがあるかをまず聞き、実際に会い、家、人柄を確認します。
この人になら我が子を預けて大丈夫と感じたら、契約です。
契約する際は、自分が雇用主になります。
保母さんの給料明細作成、有給管理が必要
よって契約書は自分で作成しなければなりません。毎月の給料も自分が払い、給料明細も作成します。
こちらの慣らし保育も基本的に1週間です。
フルタイムでの仕事、毎月の給料明細作成、保母さんの有給の管理、家事、育児、、、、思い出すだけでぐったりです。
料金は保育園の方が断然安いです。
保育園に預けるメリットは 子供が38.5度以上の熱を出した際、保育園だとすぐに迎えに行く必要がありますが、保母さんだと様子を見てみてくれる時が多いです。
デメリットは 保育料が高いことです。家庭の収入によって変わってきますが、我が家はどちらにも預けた結果、保母さんに見てもらう保育料は保育園より2倍くらい高かったです。
また、結構痛いデメリットは 休暇です。週5でお願いした場合、保母さんにも年間5週間の休みが発生します。その5週間は保母さんの休暇に合わせることとになります。合わせなくても大丈夫ですが、こちらの都合で休んでいることになり、その間も保育料が発生します。
ベビーシッター
ベビーシッターは特に免許・資格が必要ないため、誰にでもできます。なので、我が家はベビーシッターは考えていませんでした。
保育園、保母さんの料金もいずれも税金の控除対象になります。 よって納税申告書(déclaration d’impôt)に記載するのを忘れないで下さい。保母さんに預ける場合は、両親どちらも働いていないと、税金控除の対象になりませんので、気をつけて下さい。
以上、オーストラリアの保育園の料金は高い、でした。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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