この記事では、オーストラリアの有料道路の通り方と、Linktアカウントの作成方法についてご紹介します。これからオーストラリアで運転をする方、是非ご参考にして下さい。
シドニーの有料道路は日本と何か違いあるんですか?
料金所が一切なく、Linktを通して交通量を支払う必要があります。
シドニーの有料道路はどこ?
この地図の緑の道路が有料道路となっています。空港、シドニーCBD(シドニーシティ)と呼ばれる、エリアに集中しています。あの有名なハーバーブリッジも有料です。
有料道路を通らずとも目的地には着きます。しかし、混んでる時間帯は、有料道路を使わないと30分以上運転時間が上乗せになることもあります。
普通の高速道路と有料道路の見分け方は?
有料道路は黄色のハイライトにTOLLと書かれているので、わかりやすいです。それ以外は普通の高速道路か、道です。
黄色が目立つので、いつもとは違うな、と気付くと思います。
ちなみに、普段運転する際に私が使っているカーナビは、Wazeというカーナビです。
フランスにいた頃から使っているカーナビです。
渋滞時間、法定速度、オービス、また警察がいる場所も都度教えてくれる、とても賢いカーナビです。
このカーナビの設定で有料道路設定があり、通るか否かをON、OFFで切り替えが可能です。
今は設定をOFFにしているので、有料道路は提案されなくなりました。
Linktアカウントの作成方法のみ知りたい方は、Linktアカウントの作成方法までスキップして下さい。
シドニーの有料高速道路には料金所がない!
シドニーでの運転を始めたばかりの時に、家族でキャンベラに小旅行をしました。その時にシドニーから出る際に、有料道路を通りました。
カーナビに提案されるままに通りました。カーナビの有料高速道路設定をオフにしていませんでしたので。
有料道路に入る際に、道路標識にもバッチリTOLLの文字が書かれていました。
料金所はカード使えるかな?と思いながら通りました。そして運転しながら料金所を待ち構えていましたが、運転すれど料金所はありません。
しかし、カーナビでは車はすでに有料道路を走っているではないですか。もしかしたら、最後に払うのかな、と思いながら運転を続けました。
ところが、ついに料金所が無かったんです。気づけば、有料道路を過ぎ、次の道に入っていました。
不思議に思いながら、運転を続け、目的地につきました。そして、ネットで調べたところ、驚きの事実がわかりました。
どうやら有料高速道路にカメラがあり、そのカメラで通過した車のナンバープレートを記録しているんです。よって、料金所は元々ないんです。
どうやって高速代を払うのか?
LINKTというシステムでほぼ全ての有料道路の管理をしています。
よって、有料道路を通るには、LINKTに事前にナンバープレートを登録する必要があります。
有料道路を通る前に、事前にLINKTのアカウントを作成し、車のナンバープレートを登録する必要があったのです。
有料道路の利用料金はLinktアカウントで登録したカードから支払う形(自動で引き落とし)です。
手順は
①Linktサイトにアクセス。
②作りたいアカウントを選択。
③ナンバープレートを登録。(複数可)
④支払いカード情報を登録。
これで登録完了です。
こちらの記事の下の方でLinktアカウントの作成方法を紹介しています。
まだ作成されていない方は是非参考にして下さい。
高速代を払わないと恐ろしいことになります
基本的にはLinktアカウントを作成し、登録された車で有料道路を利用する形です。
元々料金所がないことを知らず、さらに運転しながらTOLLの文字を見逃してしまう人、絶対にいると思います。後から支払えば大丈夫ですが、払わないと恐ろしいことになります。
シドニーのある、ニューサウスウェールズ(NSW)のサイトによると、以下のステップで罰金が課せられます。
- 有料道路を利用した3日以内に料金を払う
- Toll Notice: 3日以内に支払わなかった場合は、トールノーティス(Toll Notice)が発行される
- Final Toll Notice: 期限内にトールノーティスを払わないと20ドルが加算される
- Penalty Notice: 加算されたトールノーティスを払わないとペナルティノーティス(Penalty Notice)が車が登録されている住所に送られる。罰金は190ドル。
- Overdue fine:それも払わないと、期限ぎれの更なる罰金が発生し、最終的には免許証がキャンセルされる。
Toll Noticeをすでに受け取ってしまった場合は、LINKTのサイトから払えます。有料道路を利用したか定かでなく、また利用したのが結構前だったら、LINKTのサイトからToll Noticeを調べられます。
まずは、LINKTのサイトにアクセスしてみましょう。
有料道を利用したのが10日以内あれば後払いが可能です
有料道路を通過したのが10日前以内であれば後から支払いが可能ですので、安心して下さい。
後からLINKTアカウントを作成して、すでに通ってしまった有料道路を、10日前までさかのぼって支払い可能です。ただ、ハーバーブリッジ、ハーバートンネル、とEastlinkは3日前までのみ、さかのぼれます。
電話でも払えるとサイトにあったので、その番号に連絡しました。しかしLINKTに電話しろとLINKTの番号を伝えられました。よって、どこかに電話をする必要はありません。
大事なのは、有料道路を利用した10日以内にLinktアカウントを作成して、料金を払うことです。そうすれば追加請求はありません。
Linktアカウントの作成方法
それでは、Linktアカウントの作成方法についてご紹介します。
このアカウントはオーストラリアの有料道路を利用した際に、料金を支払うために必要になります。
まず、Linktのサイトに接続します。
Linktアカウントの種類
Linktのサイトでアカウントを作成しようとすると、以下選択肢があります。
選んだ先にも選択肢があり、どれを選んだら良いのか迷子になります。しかも、内容も似ています。
旅行者や頻度に利用しないのであれば左の3つのどれか、仕事で頻繁に利用するのであれば、右のReqularlyになります。ちなみに、有料道路を何日以内に利用したかによっても、作成するカウントが違ってきます。
この4つの利用頻度から提案されるアカウントは以下でした。
Once or Twice Only | Short term | Occasionally | Regularly |
LinktGOアプリ Sydney Pass | LinktGOアプリ Sydney Pass | Tagless Account LinktGOアプリ | Tag Account |
左側の2つは同じですね。
アプリなんだか、アカウントなのか分かりづらいですものを提案してきます。最終的には、以下4種類のどれかのアカウントを作ればOKです。 こちら実際のLinktの比較サイトになります。
- LinktGO アプリ
- Sydney Pass
- Tagless Account
- Tag Account
LINKTアカウント比較(LinktGO VS Sydney Pass)
LinktGO | Sydney Pass | |
メリット | アカウント作成費用:無料 | 利用料が10ドルに達するごとに支払い |
デメリット | 有料道路を通るたびに、高速代+$0.75かかる | アカウント作成費用:1.5ドル 有料道路を通るたびに、高速代+$0.95かかる |
LINKTアカウント比較(Tagless VS Tag account)
Tagって何? 簡単にいうと、TagはETCのようなものです。要は、車にETCをつけるか、つけないかです。
Regular travel (Tag Account) | Occasional travel (Tagless Account) | |
メリット | 手数料なし。最初に払う20ドルほどはクレジット扱いになり、有料道路代として使える。 | アカウントを作成した直後から有料道路を利用可能。 |
デメリット | アカウントをサイトで作成した後、Service centerというところにTagを取りに行く必要あり。また、Tagを受け取るまでに、1週間ほどかかる。またTagを車に固定する必要あり。 | アカウント作成手数料が1,5ドル。有料道路を利用するたびに$0.55〜$0.75の手数料が発生。 この手数料はナンバープレート照会時に必要で毎回取られます。 |
おすすめのLinktアカウント
LinktGOアプリとSydney Passアカウントは有料道路を通るたびにかかる、高いナンバープレート照会費用がかかります。
私はTaglessのOccasional travelのアカウントを作成しました。あまり有料道路を利用しないからです。
また、数日後に有料道路を利用予定だったからです。さらに、TagアカウントのTagを1週間待てなかったからです。
しかし、手数料の55セントを、ちょくちょく取られています。
例えば、3つの有料道路を一度に利用しても、ちゃんと55セントの手数料は3回分発生しています。
毎回手数料を取られるので、料金もちりつもで結構無駄かなっと思います。
よって、TagありのLinktアカウントに切り替えようか、現在検討中です。
まとめ
明日にでも有料高速道路を利用予定の人は、Taglessアカウント。
有料高速道路の利用が少し先で長期滞在予定なら、Tagアカウントがオススメです。
ナンバープレート照会費がかからないのが大きいです。
オーストラリア観光で少しだけレンタカーをする場合は、LinktGOアプリが良いと思ったのですが、最近のレンタカーは借りる際に200ドルくらいデポジットを取られます。そこから高速代が引かれる仕組みになっているため、Linkt必要ないです。作成してしまうと、ダブルで払うことになってしまいます。
やっぱり海外で運転はしたくない方は、オプショナルツアーに申し込んで観光が良いと思います。
我が家は5人家族なので、バスツアー代金が高くなるので車で出かけています。
注意
LinktGOアプリ、Linktアプリも2種類ありますが、2つアプリをいれ、どちらにも同じ車を登録すると、両方のアプリから高速代を請求されます。Linktのサイトでも2つアプリを入れるのはダメと書かれています。
よって、ダウンロードするアプリはいずれかにしましょう。
全てのアカウントを作成して、利用したわけではないです。あくまでもサイトを見て比較した、私の主観になりますこと、ご了承下さい。
以上、オーストラリアの有料道路とLinktアカウント作成方法についてでした。シドニーで有料道路を通ろうと思っている方のご参考になったらと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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